本田健さんが、以前Podcastで紹介されていた書籍「ブラインプログラミング2.0」。
彼がメンターを依頼するほどの方、というお話を聞いて、どんな内容なのか気になりました。
たまたまAmazonで半額近くなっていたので購入して読んでみたところ、「これは良書だな」と思ったので、シェアしたいと思います。
著者について
ブレインプログラミング2.0の著者は「話を聞かない男 地図の読めない女」を書いたアラン・ピーズさんとバーバラ・ピーズさん。
この本ですね。懐かしい。
現在kindle unlimited対象になっているので、まだ読んでいない方は是非。(2018年11月26日時点)
10年程前に大ヒットした書籍を書いたこの二人は、一見順風満帆な人生を歩んできたように見えます。
しかし実は一時期全財産を失い、心身ともに非常に追い詰められた生活を送っていました。
そこから再び逆転劇を起こして再起するまでの実体験から、自分の夢を叶えるために必要な事を、分かりやすく伝えてくれています。
夢が叶う仕組み 〜君はRASを知っているか〜
この本の核となるキーワードに「RAS」があります。
RASとは、哺乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりのこと。
この網様体が、外部からの刺激や情報を取捨選択し、脳に伝える役割をしています。
脳に伝わった情報をもとに、脳が思考、判断を行い、それに対する指示をRASに送ります。
するとRASはその指示を各神経に伝えつつ、同時にその思考や信念を潜在意識に浸透させる。そんな役割をしています。
ここで潜在意識に染みこんだ信念や願望、思考といったものが、RASが情報を取捨選択し、脳に伝える基準になっていきます。
外部からの刺激をどう受け取り、ふるいにかけるのか。その基準をRASが司っているわけです。
「世界は素晴らしい」という潜在意識への刷り込みが行われていると、外部からの刺激のうち、「世界は素晴らしい」と思えるものをRASがふるいにかけて脳に伝えるようになります。
その逆もしかり。
「世界は危険に満ちている」という潜在意識への刷り込みが強いと、何を見ても「危険だ」と思うものが目についてしまう。
人間の人生を左右するのは、このRASが何を潜在意識に刷り込んでいるか、なのです。
ということは、このRASに自分が望むものや信念を渡してやればいい。
どうやってRASに自分の夢や信念を受け渡すのか、本書はその具体的な方法が書かれています。
やることはかんたん「やりたいことリスト」を持て
では何をしてやればいいのか。
答えはしごくシンプルで「やりたいことリストを持つこと」。
自分が叶えたいこと、やってみたいことを全て書き出し、リスト化する事がなによりも大切です。
そしてそれを、常に持ち歩いて見返すことができるようにすること。
リストは常に修正し、内容を変えていって構いません。
大切なのはリストを作り、常にそれを持ち歩いて見返すこと。
自分が何をしたいのかという情報をRASに常に送り続ける事で、RASがそれを潜在意識に刷り込んでいく環境を作っていきます。
今の自分の現状は、100%自分が選択した結果だ
リストを常に持ち、自分のやりたいことを実行していく。
これって他の本でもよく言われていることです。とってもシンプル。
ではなぜこんなシンプルな事が難しいのか。
その一つに、「環境や条件のせいにして、やりたい事が出来ると信じられない」ということがあります。
これは本当によくある話です。
意識的にしろ、無意識にしろ、少なからず世間の常識に影響されてじぶん達は生きています。
「もう年だし」「失敗するかもしれないし」「上司がアレじゃな」「今の給料じゃな」とか。
周囲の環境や、条件のせいにして、自分がやりたいことにフタをしてしまう。
でも本当は、今の状況を作り出したのは他の誰でもなく、自分が選択してきた結果なのです。
今の状況がおかしいのなら、その状況を選択したのもじぶん。
その状況に対して、何もしないという選択をしたのもじぶん。
人生にはどうしようもないことも多々おこります。
そうなったとき、「自分が何をしたいのか」「自分に今何ができるのか」を考えて、むしろそこから利益を取る、くらいの覚悟が必要なのです。
長くなりそうなので、次回に続きます。