リーガルの靴を愛用しています。
日本製だけあって、足によくなじむ感じがします。ここ20数年は、常にリーガルの靴が傍にありました。
その間、ずっと解消されない悩みが一つだけあったのです。
それは、「靴紐がすぐほどけてしまうこと」。
リーガルの靴は、なぜかいつもすぐに緩んでしまいます。普通の蝶々結びと言われる結び方をしているだけなんですが。
気が付くと紐がだらしなくほどけており、そのたびに結びなおしをしていました。
一日に一度は必ずほどけていたと思います。
面倒だなぁとは思いつつも「まぁ革靴なんてそんなもんよね」と思って過ごしてきました。
ところが、つい先日革靴のメンテナンスをしていた時の事。
靴紐を全部ほどいて結び直しをしていました。その様子を見ていた妻が一言
「なんか、不思議な結び方するね」
と、衝撃の一言を放ったのです。
今まで至極標準的な結び方をしてきたと思っていたのですが、そうじゃないの???
ひょっとしたら、紐の結び方自体が間違ってる?
小さなころに紐の結び方を身に付けて以来、それがずっと正しいと思ってやってきてました。
結び方がおかしいなんてこと、考えもしなかったよ・・・。
今はgoogle様が存在する便利な時代。早速ググると、ほどけない靴紐の結び方があるじゃないですか。
ベルルッティ結びというらしい。
詳しい結び方はこちらを見て頂ければと思います。
感覚としては、蝶々結びのネジリをもう一回点ずつ増やしてやる感じです。
コツを掴むまでに何度か結び直しました。慣れてくると仕組みが分かってくるもんです。
おぉ、これはしっかり結べる!!
明らかに結んだ時の締まり方が違います。
ゆるまない確信がある(笑)
実際に1〜2週間履き続けている間、一度も靴紐はゆるんでません。素晴らしい。
もっと早く出会いたかったよ、ベルルッティ結び…。
まだまだ世の中知らない事が多いです。
知ることって面白い。
ベルルッティ結びをする中で、あらためて実感した事もありました。
それは、自分が左利きだって事。
右利きの人と比べると、左右の紐の結び方が完全に逆でした。
右の紐を上に重ねる、ところから逆です。
動画を見てても違和感がすごくて、頭の中で左右をひっくり返してイメージしながらの作業が必要です。ガッツリ頭の体操状態です。
ついでに豆知識も発見。
蝶々結びで、リボンが縦になっているそこのあなた。
2回紐を巻く方向のうち、一回を逆方向に変えてみてね。
それだけで綺麗に横になるよ!