TaskChute Cloudに無料版が出ました。
数日前に佐々木正悟さんの「グッドモーニングバイブス」の表題を見て、無料版が出たことは知っていました。一気に自分事になったのは、有料版に入っていたはずなのに、いつのまにか無料版に変わっていたことに気がついたからです。
「一日に40件しか登録できないよ。PRO版に切り替えてね」という表示が出るようになって、無料版の仕様を初めて知りました。有料版が使えなくなったのは、無料版が出たからかもしれません。なんとなくめんどくさくて、そのまま放置してしまってます。
クレジットカードの有効期限切れとか、考えられる可能性は他にもありますがそのうち調べようと思っています。
若い頃は、TaskChuteを「完璧にやりたいことをこなせるツール」として捉えていました。実際に使ってみると、まぁうまくいきません。やりたいことは24時間を大幅に超えてしまうし、一つのタスクの見積は実際と全然かけ離れるし、割り込みや想定外のタスクは発生するしで、使ってても全然スッキリしませんでした。
昨年の終わりくらいから、倉園佳三さんの「グッドバイブス」を知り、佐々木正悟さんが一緒に活動していることも知りました。佐々木さんの語る「グッドモーニングバイブス」の考え方をベースにしたTasskChuteの使い方に深く納得して、以前よりもスッキリすごせる1日が増えてきた手応えがあります。
使い方は非常にシンプルで、「今やっていること」をタスクに記入して、「開始」ボタンを押すだけ。開始ボタンを押したらそのタスクだけに専念する。ただそれだけを丁寧に実行し続けます。
その間は「次にこのタスクをやろう」とか「今日はこんな流れで仕事をしよう」とか、未来の事は一切考えません。ただ目の前の仕事を一つ一つ「今ここ」にいながら進めて行きます。
これが自分には非常によく効きました。今までは一つの仕事をしながら「次はあれもやらないと」「あ、これが漏れていた。すぐやらないと!」とたくさんの思考を同時に発生させながら仕事をしていました。だから目の前の仕事を完全に片付ける前に、気になる事を調べ始めたりしてしまう。そして結局どれも終わらない・・・という状況によく陥っていました。そのうち自分が今何をしているのかも分からなくなって、「今日はもういいやー。終わり終わり!」という、なかばヤケクソ気味で仕事を棚上げして仕事を終えます。当然気持ちは全くスッキリしないままです。まさに仕事から「逃亡する」心持ちで家路につく毎日を送っていました。仕事が終わったときは「解放された」という感覚はありますが、翌日仕事に向かう時の憂鬱感は半端ない。この毎日を変えていきたかったんです。
「今ここ」にいることを意識しながらTaskChuteを使っていると、着実に仕事を終えている感覚が積み上がります。1日の予定も立てません。仕事の優先順位も、締め切り順、受けた順くらいのざっくりした感覚で決めています。TaskChuteには未来のタスクはほぼ入っていない状態です。
その状況で、一つ一つ着実にTaskChuteにタスクを登録し、仕事をすすめていく。余計な雑念を入れずに仕事を完了させる事だけに集中すると、終えたときの「やりきった」感覚が強く感じられます。
これがとても気持ちよくて、「スッキリ」するのです。
グッドバイブスの考え方には「依頼には即応する」「仕事の優先順位をつけない」「計画を立てない」など、同時に使うからこそうまくいくものがあるのですが、まずは目の前の仕事だけに集中する事だけでも、随分と自分の気持ちは平安になりました。そして不思議な事に作業効率は上がっている自分を感じています。
毎日をスッキリした気持ち、平安な気持ちで過ごしたい。
そんな自分の切実な、叫びにも似た願いを、グッドバイブスとTaskChuteは叶えてくれています。