小さい頃はよかったなぁ。なんて思う事はないだろうか。
イヤな上司もいなかったし、やりたくない仕事もしなくていいし。
一日中好きな事をして、眠くなったら倒れるように寝て。
明日の心配なんて、何一つしなかった。
そんな子供の頃がよかったなぁ、と。
目的はただ「楽しむ」ことだけ。
お金をもらう事でもなく、褒めてもらう事でもなく、ただ、「楽しむ」事だけを目的に遊んでいた。
仕事の本質も本来はおなじ。
何事もいちばんは「楽しむ」こと。
それ以外はオマケ。
そんな気持ちで仕事に取り組めたら、そしてそんな仕事を選べるならそれが一番だ。
大切なのは、今やっている仕事に、自分の「ワクワク」や「好き」がどれくらい詰まっているか、ということ。
この量が多ければ多いほど、人は幸せだと言える。
一日中「仕事が楽しいなぁ」と思って過ごしている人と、「つまんないなぁ」と思って過ごしている人。
どちらが幸せかは、誰が見ても一目瞭然だろう。
仕事も遊びも、並列に、同じように扱って生きていけたら素晴らしい。
大人の世界で厄介なのは、仕事が生活やお金と結びついていること。
生きていくためには、とにかく働かないと。 お金を稼がないと生きていけない。
という信念が、根強くある。
目的が「楽しみ」ではなく「お金」にすりかわっている。
もちろんお金は大切だ。
お金があればできることも幅が広がるし、毎日を安心して過ごすことができる。
だけど、それ以上に大切なのは自分の「好き」や「ワクワク」することができているかどうか。
自分が何に「ワクワク」するのか。何をしてるのが「好き」なのか。
それをまず見つけることが必要だ。
ここでいう「好き」や「ワクワク」は、ただやってて楽しいだけ、ということではない。
大変だったり、嫌なこともあるけれど、結局やっちゃう。
やるとテンション上がっちゃう。
時間や苦労を苦痛に感じない。
そういうものが「好き」「ワクワク」のど真ん中だ。
そして、それは一つだけじゃない。
人は本来多面的な存在。
いろんな側面が寄り集まって、一人の人が出来上がっている。
「好き」や「ワクワク」を、絶対不変のたった一つのもの、なんて決めつけなくていい。
みんな仕事を大切に考えているけれど、一つしか選べないし、それが全てだ、なんてことはない。
子供は遊ぶことが楽しいけど、その中でも失敗する。
失敗してもまた遊ぶ。
そのうち新しい遊びを見つけたら次の遊びにすぐうつる。
楽しむためならなんでもあり、なのだ。
だから、完全無欠、唯一の、自分の仕事を見つけるのはもうやめよう。
その仕事にどれだけ自分の「好き」「ワクワク」が詰まっているかで決めよう。
仕事では満たさない、「好き」や「ワクワク」は、他の分野で満たせばいい。
今の仕事に「好き」や「ワクワク」がないのなら、自分の「好き」や「ワクワク」を仕事に持ち込んでみよう。
花が好きなら、職場に花を飾ってみるとかね。
そんな小さいところから「好き」を持ち込むといい。
で、仕事手を抜こう。サボろう。
好きなこと、ワクワクすることに時間使おう。
そうしてると、不思議と人生変わってくる。
仕事が遊びに、遊びが仕事に。
そんな状態になるのが理想的。
それが、自分を楽しんで生きることの最終形なのだろう。
仕事と遊びの本質は同じ。
「楽しむ」ことでつながっている。
「好き」と「ワクワク」を仕事と遊びであふれさせよう。
あ。
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